過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来。
ここ数日、連続して、いろんなクライアントからメッセージが届きます…
内容は、「〇〇さんに、めちゃ怒っている!どうすれば…」に、類するものです。
しかも深刻な内容…
そんなクライアント様達に向き合い、今朝も、元気に対応に追われています(笑)
もし、〇〇さんがちょっとした知り合い程度なら、
「相手に気づかれないように、速攻、離れましょう…」などと、言ったりしますが、
家族や、親戚、職場の同僚などだと、そんなに簡単にはいきません。
もちろん、私自身も、何度かそんな気持ちになったことがありました。
心理学を学びはじめたきっかけも、その事が原因の1つでした。
四国から東京まで、まだ小さい子供を夫に託して、毎月、尊敬する心理学の師匠のところに言っては、
「〇〇さんにめっちゃ腹立ててるんです~深刻なんです~
あの人を変えるにはどうすればいいか教えてください」と、
真剣に相談していました。師匠が決まって私に言ったのは、
「過去と他人は変えられない。
変えられるのは自分と未来。」私は、納得できずに、
「いやいや、師匠、〇〇さんが少しでも△△してくれたら、私も変わることができるんですよ~
なんで、〇〇さんは、△△しないのですか?絶対おかしい!!!」
と、食い下がっていたのです。
その上で、追い詰められた私が、次に師匠に聞いた質問が、
「私は何をしたら良いのでしょう?」
でした。そしたら、師匠はなんとおっしゃったと思います?
シンキングタイム…
ぽっ、ぽっ、ぽっ、ピーン!
答えは…「さんぽ」でした。そうです、「散歩」。
恥ずかしながら、納得できない私は、このやりとりを何十回と繰り返したりしました。
師匠は根気強く、「さんぽ」と、言ってくれました。そのお陰で、今の私があります。
これは、どういうことか?
「過去と他人は変えられない。
変えられるのは自分と未来。」は、頭ではわかっていても、
誰かへの怒りの感情が手放せない時の対応法です。
それは、
自分の成長に焦点を当てること。
自分をご機嫌さんにしてあげること。
です。師匠とのやりとりと、〇〇さんとのバトルが繰り返す毎日の、ある時、私はこう思ったのです。
「もう、〇〇さんに、影響されない自分でいたい」と。
そうです、
「〇〇さんに、△△してもらいたい、**のようになって欲しい」と思えば思うほど、
私は、〇〇さんにネガティブな影響を受けているわけで、
しかも、〇〇さんは、全くエネルギーを使っていないのに、
私が勝手に影響されているという、望んでいない環境を作っていたことになっていたのだと気づいたのです。そこで、〇〇さんへの怒りのパワーを感じるたびに、こんなことをやることにしました。
・資格取得のための本を読む
・仕事のブログを書く
・お客様に前向きな連絡をする
・さんぽ(歩くとアイディアが出てきます。)
・家族との前向きな会話…
初めは、うまく行きませんでしたが、だんだんと自分の成長に取り組めるようになり、
仕事がうまく行き始めたり、家族と良い時間を過ごす時間が増えてくるたびに、
〇〇さんの事を勝手に思い出し、怒りを反芻(はんすう)することは激減し始めました。
そして…そのうち、〇〇さんとも、大人としての対応ができるようになったのです!!!
私たちは、みんな、身近な人との関係性が悪くなったり、自分が悪くなくても思わぬ被害を被ったりして、
行き場のない感情を抱えてしまうことがありますよね。
もちろん、ちゃんとその人と話し合って、折り合いをつけることは大切です。
ですが、過去と他人は変えられません。としたら、自分の成長に役立つ行動をして、
自分をご機嫌さんにすることに焦点を当てる事が良いのではないかと思っています。
そう、それが深刻であればあるほど…。
…というわけで、私は深刻な感情を抱えたクライアントと、クライアントの成長に貢献する行動を考えて、その応援を頑張っています!
今日も最高の1日になりますね!